エジプト最大のゲートウェイであるカイロとギザは、ナイル・デルタの付け根にあたり、考古学博物館やピラミッド、スフィンクスをはじめ、見どころが集まっています。さらにその近郊に位置するメンフィスやサッカラなどにも古代遺跡が拡がっています。カイロとギザなしのエジプト旅行は考えられません。
かつてはテーベの都と呼ばれ、首都として繁栄したルクソールには、巨大な歴史的建造物がナイルの東岸と西岸に点在します。ここの王家の谷からは、有名なツタンカーメンをはじめ数々の王墓が発見されました。またナイルクルーズの起点・寄港ポイントでもあります。カイロから空路で約1時間、夜行列車で約10時間。
ルクソールの南、約200キロに位置するアスワンは、ナイル川に映えるリゾートで、ヌビア地方の入り口です。ここまで来ると、夏の暑さもかなり厳しくなってきます。ここは観光ポイントも多いですが、アブシンベル観光の起点、そしてナイルクルーズの発着地という交通の要衝でもあります。
アブシンベルといえば、何といってもラムセス2世の巨像が並ぶアブシンベル大神殿と王妃ネフェルタリゆかりの小神殿観光がハイライトです。夜には音と光のショーが繰り広げられ、その様子は圧巻です。またアブシンベルはナセル湖畔に位置し、アスワンを往復するナセル湖クルーズの発着点でもあり、ヌビアの遺跡群を観光できます。
アフリカ大陸とアラビア半島を隔てる海が透明度抜群の紅海で、世界中のダイバーたちも集まってきます。比較的有名なリゾート地は、ハルガダやシャルム・エル・シェイクで、高級リゾートホテルが立ち並びます。一方、シナイ半島といえば、モーゼの十戒ゆかりの聖なる地、聖カタリナがあり、シナイ山のご来光が体験できます。